最近のお子さんは味覚の発達が弱くなっているといわれています。
おやつ=甘いものという摂り方をする人も多く、甘い砂糖の味が「美味しさの基準」となってしまっているのです。
人の味覚は3歳頃までに形成されるといわれており、それまでにどんなものを食べて育ったか。
また、食事の大切さを理解しているかが、将来の食習慣を左右するといっても過言ではありません。
ですから、砂糖の摂取をどれだけ先延ばしにできるかが、味覚を育てるための重要なポイントとなるのです。
お子さんの味覚を正常に育てるためには、“やみつきになる味”に注意しましょう。
特に甘いお菓子に含まれる砂糖や、濃い味付けに使われる調味料などは注意が必要です。
砂糖が持つ「甘み」は、脳内ホルモンに働きかけて幸せな気分を与えてくれます。
しかし満足感は一瞬で消え、すぐにもっと甘いものが欲しくなってしまいます。そしてだんだん少しの甘みでは足りなくなり、
より甘いものを求めてしまうようになります。調味料類も同じで、濃い味になればなるほど、薄い味のものを受け付けなくなってしまいます。
また、調味料には添加物が入っているものも多いです。
やみつきの味は本来の食材の味を消してしまうため、味覚の幅を狭くしてしまうのです。
乳酸菌飲料やイオン飲料、味付きの水など、最近身体によい成分の入った飲料が増えています。しかしこれらにもかなり多くの砂糖が入っており、気づかないうちに糖分を過剰摂取しているかもしれません。
例えば、水分をこまめに摂ることが良いとされていますが、その水分をイオン飲料にしている人もいます。また、ちょっと静かにしておいて欲しい時など、気軽にアメやグミなどを与えてしまうことはありませんか?
ダラダラ食いの習慣が付いてしまい、虫歯のリスクを高めてしまう要因にもなってしまいます。
お子さんの味覚を育てるのと同時に、正しい歯並びや呼吸につながる口腔機能の発達も大切です!
やみつきの味になりやすい市販の菓子類やカップ麺、コンビニ食などは、お口からさっと溶けたり、あまり噛まなくて良い柔らかさのものも多くあります。
「しっかり噛んで味わって飲み込む」といった一連の流れができないと、正しい口腔機能の発達を妨げることにもなってしまいます。
- 調味料を使い過ぎず食材の本来の味を生かしましょう
- 空腹の時間を作り3食の食事をしっかり食べましょう
- 飲み物は基本お茶かお水にしジュースは時間をしっかり決めましょう
- 食事の時間を中心軸と考え生活リズムを整えましょう
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お子様一人ひとりに対して食事と口腔機能についてより良い発達ができるよう一緒に考えます。
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虫歯予防について管理栄養士から食事面でお話をさせていただきます。
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お子さんの才能を引き出すために口腔機能の育成にも力を入れています。
食べこぼすことが多い、硬いものが苦手、食事に時間がかかるなど気になることがありましたらご相談ください。